トップ 運営企業訪問 Vol.3 アットビジネスセンター(運営:株式会社ハッチ・ワーク) 第2回

運営企業訪問 Vol.3 アットビジネスセンター(運営:株式会社ハッチ・ワーク) 第2回

特集運営企業訪問 Vol.3 アットビジネスセンター(運営:株式会社ハッチ・ワーク)

アットビジネスセンター(運営:株式会社ハッチ・ワーク)
【クレンリネス&ホスピタリティ】と【分析×企画×営業】で70%以上のリピート率実現! 利用者満足を高めるユニークなサービス!累計来場者数500万人超!
『アットビジネスセンター』は、利用者の顧客満足度を向上させるために、非常にユニークなサービス提供をしていると評判の運営企業です。

運営会社である株式会社ハッチ・ワーク・大竹会長と同社貸会議室部門の責任者・梶田部長からお話しを伺いました。

駅前立地に三ツ星価格で四ツ星の満足を提供

「アットビジネスセンター」をセミナーなどの主催者として利用する多くは、この価格でこの雰囲気は満足と答える方が多いと聞きます。 もちろん、セミナーなどの来場者も清潔感があふれ、しっかり管理されている空間に違和感なく満足している。
これが開業当初からの「駅前立地に三ツ星価格で四ツ星の満足を提供」という土台となっている【コンセプト】だそうです。
前回、データを分析して座席数を変更するなど様々な改善活動を紹介しましたが、利用者の多くは他の施設とは明らかに違う何かを感じることになります。それがアットビジネスセンターのコンセプトです。

ユニークな提案で“応援者”をつくる。30種類以上ある無料で使える貸出サービス

「30種類のアイテム無料貸出」館内ポスター「30種類のアイテム無料貸出」館内ポスター

こちらの写真は「アットビジネスセンター」で貸し出され、利用者が無料で使えるサービスです。
ご要望の多い文具のほか、随時増やしていて30種類になっています。
利用当日に準備をしてきた資料に間違えや追加があれば「綴じるための文具」と場所が必要になりますが、そのような時にもお客様が焦ったりしないように数多くの備品を取り揃えています。 面白いところでは「自撮り棒」。セミナーなどでは参加者全員で集合写真を撮り、それがSNSなどでシェアされることが多いですが、手を使っての自撮りでは限界があるゆえに加えられたそうです。 これらは現場でのニーズの【分析】から生み出された【企画】の好例といえますが、この【企画】に基づくきめ細やかなサービスがファンを作り、高いリピート性を生み、高稼働に繋がっているといえるでしょう。

会議室空間での体験を支える様々な機材

講師がたつ演台のところに見慣れぬ機材を見つけたので聞いてみたところ「ボタンひとつでBGMが流せるサービスを全館標準装備した」と大竹会長から答えがありました。

 
以前からBGM用の音響機器は有料で用意していたそうなのですが、実際に借りる方が極端に少なかったそうです。お客様の多くは自分のスマホを使っている方もいれば、面倒なのであえてBGMをかけない方が多いそうです。ところがスマホだと電話がかかってくる場合もありやはりBGM専用機器がいいのです。普段BGMを使わないお客様でも試しにこの危機でBGMを使ってみると便利で病みつきになります。わずかばかりの追加料金よりも、無料にして一度試して病みつきになっていただくことでリピーターになっていただこうと全室に標準設置したところ大好評だったそうです。 他にも座席数を減らさず空間を最大限活用するための「単焦点プロジェクター」や、投影時に「ゆがみが少なくなるスクリーン」など、試験的に購入し検証したのちに全館導入を図るという徹底ぶりで、機材のリサーチと設備投資は惜しんでいないといいます。 また、カメラ付きのスマートフォンが一般に普及したこともあり、オンラインでの会議が当たり前となることを見据え「WEB会議用器材セット」も無料で用意。
 
機材選定の秘話を語る梶田部長は「すべては、お客様が安心して使えることにコミットしています」とのことでした。

アイテム貸出にとどまらない【企画】の数々、利用者視点で出てくるアイデア。

おつまみとドリンクの『交流会<格安らくらくパック>』1人700円~が、そのリーズナブルな価格設定もあってウケているといいます。 これは、わざわざ場所を移動しての懇親会を開くまでもないが、参加者同士でもっと交流を深めたいというニーズを捉えたサービス企画だそうです。 セミナーが終えたあとの商談が最も大事だと言われますが、移動の手間も費用の負担も少なく軽い名刺交換や懇親会が出来ると参加者も残りやすい。ケイタリングをしてしっかりやる場合には予約の時からしっかり担当と打ち合わせも可能ですが、名刺交換というシーンを考えて軽くやりたいという希望にも応えられるこの価格設定には驚きました。

 『交流会<格安らくらくパック>』
また、施設内で飲食をしたいというニーズに応えた『イートインスペース』の設置や、施設の中に本格的なカフェ機能を備えた『カフェインスクエア』を作ってしまいました。
 『カフェインスクエア』
聞けば大竹会長は、大手外食チェーンの全国展開に関わっていたとのことで、カフェのメニュー開発くらいはお手の物。会議室だけの発想ではないところが同社の強みと言えます。

日々アンテナを張りつづけることで生み出された「空間サービス」

『カフェで会議が出来る』カフェインスクエアは、特に女性層がカフェでセミナーやワークショップを開催したいという需要を捉え人気の部屋となっています。 また、モバイル端末の普及やテレワークの影響もあり、ノマドワークといわれるオフィス以外で仕事をするスタイルが増えてきて、オンライン会議をする場所に困っている方『WEB会議難民』むけに開発された『ひとり会議室』という空間サービスがあります。 一般的なカフェでは携帯電話での通話はお断りというのが普通で、当然ながらパソコンやタブレットに向かっての会話は厳禁ということになっています。 「テクノロジーの発展に施設もそれを受け入れる文化も追いついていないという状況が生まれている」と大竹会長は語ります。 『ひとり会議室』は、カフェでもコワーキングスペースでもない新しいタイプのお仕事空間をコンセプトに【企画】されました。

 『ひとり会議室』

これは、最初の30分100円という格安料金で、会議室の1室を相席で利用し、無線LANや電源設備を用意したものです。プリントアウトやスキャニングが可能な複合機も使えて、軽食ならば飲食も可能ななのですが、評判を聞いて利用者は増えているとのこと。

アイデアが出る会議室構想が結実

本質を突き詰めていくとお客様は会議室に何を期待しているのか?その一つの答えがアイデアがあふれ出る会議室です。業界初、日本最大級の高濃度高気圧『酸素カプセル会議室』。高濃度・高気圧の酸素カプセルに入ることにより「頭がスッキリしてアイデアが出やすくなる」さらに「肩コリも解消して目が疲れない」「集中できる」などをうたっています。 そして、なんと「アイデアがでなければ全額返金保証」がついているそうです。

 『酸素カプセル会議室』

【分析×企画】が生んだ新たなブランド

同社の上位ブランド『アットビジネスセンターPREMIUM(プレミアム)』は、座り心地のいいオリジナルチェアーと鮮やかなテーブルクロスそして洗練されたデザインが特徴です。 市場調査により「ホテル仕様の内装設備」「充実したサービス」で既存施設との差別化を図っています。

 『アットビジネスセンターPREMIUM』

利用者が目的達成するためのサポートを使命に【企画】を推進

一口に【企画】といってもそれを継続的に行い、実際にサービスとして継続的に運営することは、そう簡単ではありません。 「お客様の目的達成することが我々の与えられたミッション」という梶田部長の印象的な言葉。 業界でも一目置かれる【企画力】から次はどんな新サービスが生まれるかとても楽しみです。

(第3回に続く)

株式会社ハッチ・ワーク 会社概要

会社名: 株式会社ハッチ・ワーク
URL: https://hatchwork.co.jp/
設立: 2000年6月
資本金: 1億円
従業員数: 184名(2019年10月現在)
事業内容: ・貸会議室事業
・パーキング事業
・レンタルオフィス事業
・ビル管理事業
株式会社ハッチ・ワーク公式サイト

ピックアップ

アットビジネスセンター横浜西口駅前

神奈川県横浜市西区北幸1-8-4  日土地横浜西口第ニビル5階6階 「横浜駅」9番出口より徒歩1分