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運営企業訪問 Vol.2 株式会社マグネットスタジオ 第3回

特集運営企業訪問 Vol.2 マグネットスタジオ株式会社

マグネットスタジオ株式会社
第3回 「品川インターシティホール&貸会議室」訪問
会議室.COMに掲載している会場を運営する企業を訪問し、皆様が利用する施設がどのような人達によって、どのようなコンセプトで運営しているかをご紹介するコーナーです。 2社目に紹介する会社は株式会社マグネットスタジオ様です。4回にわたりご紹介していきます。

2014年3月から「品川インターシティホール&貸会議室」の新しい運営管理者になった株式会社マグネットスタジオ。同社が品川エリアで運営する3つめの会場となる。
開業から15年経過する会場の新運営者に選ばれた理由、今後の方向性とは。
担当する中里圭吾さんに聞いた。

マグネットスタジオの強み評価され新運営者に

「品川インターシティホール&貸会議室」を担当する中里圭吾さん

 「品川インターシティホール&貸会議室」は、1998年にオープン。15年目の2014年3月に、稼働率と売上げのさらなるアップを目指し、初めて運営管理者を変更した。 新規管理者として選ばれたマグネットスタジオは、浅草橋、日本橋などの会場運営で高稼働の実績を残している。 また、品川インターシティ&貸会議室の位置する品川駅港南口エリアすぐ近くに、すでに2会場での運営経験があったことも、新規運営者の決定に大きく貢献した。 「品川インターシティホール&貸会議室」を担当する中里圭吾さんは、昨年3月に異動するまで、品川フロントビル会議室を担当しており同エリアの客層や利用形態についての知識も豊富だ。 「マグネットスタジオが品川で運営する会場は、3つになりました。いずれもアクセスは品川駅から5分圏内ですが、それぞれ規模、価格帯が異なる会場のため、強みも違います。 品川インターシティホール&貸会議室は、3つのなかでも高価格帯で最大規模。中里さんは「2会場を含めたエリア内からみても、ほかにない規模と演出可能な設備に加え、搬入出のしやすさなどイベント運営者側の使い勝手が良く、これまで受け入れられなかった催事の可能性も想定できます。稼働率アップの余地は大きい」と、ポテンシャルの高さを評価する。また、ビル一棟が、ホールと貸会議室とで構成される会場構造は、ほかの2会場のようにビルインでないぶん、音・振動制限の制限が少ない貴重な差別化ポイントだ。

ビル全体、エリア全体に人の流れをつくりたい

新しい管理者として約1年弱が経過し、当初目標の稼働率・売上アップは実現しているのだろうか。 「管理者変更の前年度4月から3月までの1年間の稼働日数を、今年度は12月末までの9か月間で上回りました」 中里さんは、こうした影響が、ビル全体に及んでいることがうれしいと話す。実際に駐車場利用者の割合が大幅にふえており、ビル全体の活性化につながっている。一つのイベント開催で、平均約500~600人が来場する会場では、30日で1万5,000人がビルを訪れる計算になる。ホールの稼働率アップは、ホール単体だけでなく、ビル内のテナントであるショップ・レストラン、貸しロッカー、駐車場の利用増と密接に関わる。

品川インターシティホール
「イベントホールは、集客施設という役割を担っており、ビル全体、エリア全体に人の流れをつくるもの」と、運営者が起点をつくることが使命と捉えている中里さんは、現状の課題に、土日祝日の稼働率アップを挙げる。 ビジネスエリアである品川は、土日・祝日になると人の流れがガラっと変わる。水族館や映画館、ホテルが多くレジャー・観光客でにぎわう高輪口にくらべ、特に港南口は一気に閑散としてしまうという。この状況を打破するため、エンターテインメント系催事の獲得強化にグループメリットを活用して取り組んでいるところだ。 マグネットスタジオが運営する会場のうち、土日の稼働率が高い日本橋三井ホールは、規模・価格帯ともに品川インターシティホールとほぼ変わらない。時期によっては開催日程の希望が重なってしまうこともあり、新しい選択肢として主催者に積極展開していくほか、コンサート利用といった新規客層の取り込みを進める。土日祝日の人の流れをつくり、品川港南口エリアの賑わい創出を目指す。

お客さまの“やりたいように”をサポート

品川インターシティホール&貸会議室

新規利用者の開拓を意欲的に推進しながら、同時に取り組んだのは、既存利用者全員への訪問と満足度向上の改善だ。 中里さんが就任して驚いたのは、開業当初から10数年来継続した利用者がいるほどの定着率の高さだ。これまで経験した会場と比べても群を抜いている数字はプレッシャーになった。実際、運営者変更の連絡時には、これまでの利用者ほぼ全員から不安の声を聞いた。電話での連絡でなく、直接全員を訪問し、打合せを重ね、イベントの現場最終日には、「やりやすくなった」という安心の声を聞くことができたという。 マグネットスタジオには「お客さまの“やりたいように”をサポートする」という方針がある。こうした考えに基づいて改善したのは、料金改定による手続きの簡素化、そして制限の解除だ。備品に対する料金を無料化し、機材については利用催事ごとにパッケージ化した料金体制に変更したことで、提出書類は以前よりも少なくなった。また、お弁当・ドリンク、ケータリングやレンタル品などの持ち込みも自由にした。主催者の望む形でイベント運営を一緒につくりあげる。

「1件のイベントのはじまりから終わりまでスムーズに行なってほしいんです」 改善を続ける中里さんが大切にしているのは、話しかけやすさや相談のしやすさだと言う。イベントの主催担当者さんが目の前のことにかかり切りで、見落としがちな部分には、自分から声がけしている。リピーターがさらにふえているところだ。

マグネットスタジオ 運営会社概要

会社名: 株式会社マグネットスタジオ
URL: https://www.magnet-s.biz-web.jp/index.html
設立: 2000年4月(平成12年)
代表: 薗田 光史
資本金: 1,000万円
事業内容: ・イベントホール・貸会議室・ライブハウスの運営及び管理
・イベントホール・貸会議室の指定管理者としての運営及び管理
・イベントホール・貸会議室の設計に関するコンサルティング
・イベントホール・貸会議室の建設に関する提案
・イベントホール・ライブハウス主催による自主企画の制作
・空き物件のリノベーション
マグネットスタジオ公式サイト

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