無駄にならない新人研修のカリキュラム(内容)とは?

無駄にならない新人研修のカリキュラム(内容)とは?

毎年春になると新入社員が入社してきますね。会社に入社したら最初におこなわれるのが新人研修です。

新入社員というと高校や専門学校、大学を卒業したばかりの新卒採用者以外に、転職などの中途採用者もいますが、今回は新卒採用者を前提とした新人研修について、どのような内容でおこなわれるのか具体的に紹介します。

目次
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そもそも新人研修とは?

ひとことで研修といっても、その種類は実にさまざまです。ほとんどの企業で当たり前のようにおこなわれる新人研修ですが、そもそも新人研修とは一体どんな目的で、どのようなことをするのでしょうか。

新人研修をおこなう目的
これまで学生として過ごしてきた新入社員は、会社に就職すると企業人として生産者側に就くことになります。社会人になる心構えができているつもりでも、実際はなかなか学生気分が抜けないという人も少なくないようです。
新人研修は、まず社会人としての心構えを持ち、今後のスキルアップにつながる基礎を身に付けるためにおこなわれますが、主な目的は次の3つです。
【社会人としての基本を学ぶ】
当然のことですが、あいさつや正しい礼儀作法を身に付けるというのは社会生活でとても大切なことです。いくら優秀な人材でも基本的なマナーが欠けていては、本人の社会人としてのレベルや、採用した企業のレベルを問われかねません。
そのようなことがないよう、言葉づかいや電話応対の仕方、来客時の対応や企業訪問時のマナーなど、一般的なビジネスマナーを通して社会人としての基本を学びます。
【社員同士のコミュニケーションを図る】
企業で働いていくには、コミュニケーションがとても重要になってきます。営業職などでは、個々が成績をあげればよいので「コミュニケーションなどいらないのでは?」と思いがちですが、決してそうではありません。
取引先や顧客に対してもそうですし、社内で上司や先輩・同期などと良い関係を築くには、密なコミュニケーションが必要です。
とくに入社したてで緊張している新入社員は、これまでとはガラリと違う環境で不安も多いはず。まずは、「研修」という場を使って同期や社員同士が顔見知りとなり、今後のコミュニケーションがとりやすい雰囲気作りをおこなっていきます。
【企業理念や会社の詳細を知る】
新入社員が自ら選んで就職した会社なのですから、何をしている企業なのかはそれなりに理解しているでしょう。しかし実際に入社して働くとなると、事前にリサーチしていた内容やイメージとは微妙に異なる場合が少なくありません。
会社や自分の業務内容について理解を深めることは、働くうえでとても大切なことです。このことは、新入社員の今後のモチベーションアップと離職の防止にもつながります。

主な研修内容

社会人としての心構えを整えて自社への理解を深める以外に、新人研修ではどのようなことがおこなわれるのでしょうか。もちろん企業によってその内容はさまざまですが、一般的な新人研修の内容について、具体的に見ていきましょう。

ビジネスマナーについて
いくら仕事ができる人でも、ビジネスマナーが備わっていなければ敬遠されてしまいます。新人研修では、ビジネスの世界においてマナーがいかに大切かというのを理解したうえで、正しい言葉づかいや身だしなみ、立ち居振る舞いのほか、あいさつやお客さまを迎えるうえでの基本作法など、さまざまなことを学びます。
とくに入社後すぐに役立つ電話応対やメモのとり方、名刺交換の仕方や取引先訪問時の基本マナーについてなどは、研修でしっかりと学んでおく必要があるでしょう。
コミュニケーションについて
これまでの学生生活では、家族や友人、学校や塾の先生、先輩後輩といったコミュニティが中心でした。しかし、社会人になると付き合いの幅がぐんと広くなるため、コミュニケーションのとり方にも工夫が必要となります。
具体的には言葉の選び方や、話の聞き方についてなど。同じことを伝えるのにも、言葉づかいや話し方ひとつで相手に与える印象は変わってきますし、話を聞くときもあいづちを打ったり言葉を反芻するなど、ちょっとした工夫で傾聴力を高めることができます。
コミュニケーション能力を向上させるための具体的な対策について実践的に学ぶことができるのは、社会人1年生にはとてもありがたいことでしょう。
社会人になると、コミュニケーション能力が高いにこしたことはありません。研修ではなぜ職場でコミュニケーションが必要なのか、またどうすればコミュニケーション能力がUPするかなどについて、新入社員の理解と知識を深めます。
報・連・相について
仕事がうまくまとまったとき、手詰まりになってしまったときなど、ビジネスパーソンにとってさまざまな場面で欠かせないのが「報告・連絡・相談(=報・連・相)」です。実社会では、この報・連・相が原因のトラブルが意外に多く発生しています。
報・連・相は、単なる報告や連絡業務というだけではありません。社内での情報共有や、企業の生産性向上につながるため、きちんとおこなう必要があるのです。研修では報・連・相の必要性のほか、わかりやすい報告・連絡の仕方についてなどを学びます。
新人研修でおこなわれる一般的な内容は、概ね上記のとおりです。新入社員にはまずこのような研修を実施する企業がほとんどです。前準備もなくいきなり業務に入るのではなく、社会人としての基本マナーからひとつずつ習得し、ビジネスシーンで役立つ知識や自社への理解を深めることで、早く即戦力になることでしょう。

新人研修の主な形態

新人研修はどのような形態でおこなわれるのか、ここでは主なもの2つを紹介します。

講義型
学校の授業と同じように講師や指導者が登壇し、授業形式でおこなうのが「講義型」です。企業理念や会社の風土、経営方針といった基本的な情報をインプットする研修の場合には、講義型が一般的です。
グループワーク・ロールプレイング型
研修メニューによっては数人ずつグループ分けをし、実際にロールプレイングすることがあります。例えば来客時の対応や電話応対の仕方、名刺交換のやり方などについて学んだ後、実際にチームを組んで一連の流れをロールプレイするのが、この「グループワーク・ロールプレイング型」です。
座学ではなく実際に模擬体験することで、ビジネスに必要な知識や作法を自然に習得することができます。

まとめ

新人研修は会社の財産である「人」を育てていくための第一歩となる大切な場です。
研修内容が充実していないと、会社や職務についての理解が浅いまま仕事をすることになり、結果、思い描いていた仕事内容ではないという理由で早期離職につながるケースがあります。参加者も主催者側も貴重な時間を使っておこなうものなので、新人研修の内容は生産性の高いものにしたいですね。

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