運営会社である株式会社ハッチ・ワーク・大竹会長と同社貸会議室部門の責任者・梶田部長からお話しを伺いました。
「ググる(Googleで検索して調べる)」が当たり前の時代となって、インターネット上での「SEO(検索結果の最適化)」などの施策も重要度を増してきており、社内では「SNS」「ブログ」「ネット広告」をはじめ、会議室利用者にはメールで情報発信する専門部隊が活躍しています。 検索トップとなる以外にも、地図上でも検索結果として現れるようにするなど、その活動はますます高度になっているとのことです。 また、貸し会議室の予約を受けるのはコールセンターのオペレーターになりますが、長年訓練を受けた会議室専門オペレーターが対応しています。電話を受けた際には管理システムに登録された利用情報などから、利用目的を考慮しながら新しいサービスを含めた提案営業に繋げているそうです。 また、インターネットとアナログを融合させた施策として、主催者の会社ロゴなどをあしらった『オリジナル演台エンブレム』の無償提供~保管サービスを実施。
通常は、演台にはついているエンブレムはその会場名のブランドであることがほとんどですが、『はたしてこのブランドPRはお客様の為になっているだろうか』という疑問から出来たサービスです。お客様の自社ブランドのエンブレムを無料で制作しますので、ロゴの入った演台はあたかもお客様専用のものに見えます。収録した動画をYOUTUBEなどで配信する方も増える中で、動画のバリューアップにも繋がります。一度利用したお客様からの連続オーダーにもつながるほどの人気サービスとのことです。
リアルな貸し会議室ビジネスに対して競合ともいえるオンライン会議を支援するための機材をあえて無料で揃えたことは、利用者の目的達成というミッションにも合致し、新たな体験をしてもらうことで満足度を高めることにも成功しましたが、会議室の事業者としては逆張りともいえる戦略の評価は得られたのでしょうか。 『いまではオンライン会議の代名詞となったZOOMがまだ日本で無名な時にいち早く取り入れて、啓蒙活動から取り組みました。会議室の会社が専門書の出版までしたのは異例だったと思います。結果的にAmazonでもベストセラーとなり会議室利用者も増えるという一定の評価は頂いたと思います』と大竹会長は言います。 この書籍は、amazonにおけるカテゴリーで1年間トップの座を獲得、また、2年間はZOOMの使い方を無料で教えるセミナーを行っていたというから驚きです。
「ここ10年の間に貸し会議室を事業とする会社が増えましたが、今ではプロの運営会社でないと通用しない時代になっていると思います。安心して使える会議室運営を徹底してお客様の満足度を上げ続けるためには、ビルオーナーや管理会社との協力も重要になってきました」 と利用者視点とは違った考えを語ってくれました。 新しいサービスを導入する際にビル管理会社やビルオーナーと相談しますが、会議室運営に理解をしてもらえるかどうかはとても重要だそうで、同社はビルの品格を落とさないことも踏まえながらよりお客様の満足が上る提案を心掛けているとのことです。 例えば、お客様が迷わないようにする、出入り管理の時間帯、どこに看板を付ければビルの品格を落とさないでお客様が気づくか、看板デザインもビルの品格を考えながら手配しています。ビルに入居されているテナント様に特典を用意することで、ビルの格を上げながら稼働率も上げることはなど、いくつもの事例を伺うことが出来ました。 私達の存在価値は、セミナーや会議の主催者として利用される方、その参加者、そしてビルオーナーや管理会社という全ての関係者にとってメリットある会議室を運営することですと大竹会長は話を結んでくれました。 会議室利用者の方もビルオーナーや管理会社の方も「見学」は大歓迎だそうですので、是非ご連絡のうえ、訪れてみてください。
会社名: | 株式会社ハッチ・ワーク |
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URL: | https://hatchwork.co.jp/ |
設立: | 2000年6月 |
資本金: | 1億円 |
従業員数: | 184名(2019年10月現在) |
事業内容: | ・貸会議室事業 ・パーキング事業 ・レンタルオフィス事業 ・ビル管理事業 |