1on1ミーティングという対話の方法をご存知だろうか。ヤフー、楽天、日清食品、パナソニックといった大手企業が次々と導入し、注目を集めている。
1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で行う対話のことだが、決して上司が部下に指導したり、アドバイスしたりする場ではない。
1on1ミーティングが注目される背景には、ダイバーシティ(多様性)やアジャイル(敏捷性)が求められるグローバル社会がある。数年先もどうなるか読めない不確実な時代に、上司の経験や知識を一方的に部下に教えるという従来の指導方法が通用しなくなってきているのだ。
いまや「上から下に教える」のではなく、「対等なコミュニケーション」をしていく関係の構築が求められているのだ。
ビジネスコーチ株式会社で、常務取締役チーフHRビジネスオフィサーを務める吉田寿氏に、1on1ミーティングの現状と、いま求められる社会的背景についてお話を伺った。