話しやすい小さな集団=3人ブレスト

話しやすい小さな集団=3人ブレストアイデアプラント代表 石井力重

「オンラインで、社内の大人数ワークショップをしてみたけれど、盛り上がらず、全然うまくいかない!」という方も多いのではないでしょうか。ここでは大人数でオンライン・ブレストをするときに使える方法「3人ブレスト」をご紹介します。

まず、小さいグループ(話しやすい3人)に分かれて、それぞれのグループ内でブレストをしてもらうのです。すると、大人数の中では話しづらい、緊張してしまうという人でも、3人の中であれば気楽に話すことができます。この3人のグループは8分ごとにシャッフルして、メンバーが入れ替わるようにします。それを3~4回やったら、全員でアイデアを書き出します。

なお、3人ブレストの実践上、「Zoom」の「ブレイクアウトルーム」が実行しやすい(2021年5月時点)のですが、そこで問題になるのが、何回も同じ人が同室になってしまうということです。Zoom のブレイクアウトルーム機能を使っていると気づくのですが、ユーザー名を日本語にしている人に対しては、ブレイクアウトルームの再作成のボタンを押してもあまりシャッフルしません。

ほとんど毎回、同じ人たちが同室になってしまうということがよく起こります。そんなときは、名前の前にランダムな3桁の数字をつけるのです。たとえば、ブレストの開始前に、画面に下のような数表(ここでは円周率を使っています)を表示してから「この中から横でも縦でも斜めでもいいのでとりあえず3桁の数字をピックアップして、自分の名前の前につけてください」と告げます。

名前の前にバラバラの番号がつき、再作成ボタンを押したときによくシャッフルされるようになります。それでも、同じ人と同じ部屋になることが続くという場合は、ブレイクアウトルームに分かれる前に、毎回数字をつけ直してもらうようにしましょう。これについては、時間が経てば改善される可能性が高いので、そのうちに不要になると思われます。

※当コラムは著書『使えるアイデアがあふれ出る すごいブレスト』を基に補筆したものです。(出典:03-03、03-07)

石井 力重(いしい りきえ)アイデアプラント
アイデアプラント代表/早稲田大学・奈良女子大学 非常勤講師(デザイン論、創造学)/日本創造学会 任命理事。アイデア創出ツール開発、アイデアワークショップ、創造研修やアイデアの講義、創造技法の研究をしている。東北大学 大学院修了後、メーカー系商社に5年勤務、同大2つの大学院(工学、経済学)博士後期課程にて創造工学を研究後に退学、NEDOフェローとして大学発ベンチャーに3年駐在。2009年にアイデアプラント設立。研修を実施した企業、教育機関は600件以上でのべ2万人以上が参加。開発したアイデア創出ツール「ブレスター」が みやぎものづくり大賞受賞。発想を引き出す専用メモ紙「nekonote」が日本創造学会 学会賞受賞。NHK「おはよう日本」にて「アイデアトランプ」をはじめとする複数の製品が紹介された。著書に『アイデア・スイッチ』(日本実業出版社)、『すごいブレスト』(フォレスト出版)。

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