本当に必要?宿泊を伴う研修やセミナーのメリットとデメリット

本当に必要?宿泊を伴う研修やセミナーのメリットとデメリット

ひとつのテーマについて、全3回・5回のように日程を分けて開催する研修やセミナーは少なくありません。複数回開催することで、参加者の負担となったり、運営側は講師や会場の手配、当日の受付などをおこなうなど、準備に時間がとられたりします。こうした問題を解決するためには、1泊2日や2泊3日など「宿泊をともなう研修」が効果的です。

今回は、実際に宿泊研修をおこなう場合のメリット・デメリットをご紹介します。

目次
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宿泊研修・セミナーのメリット

宿泊をともなう研修やセミナーには、次のようなメリットがあります。

通常業務から離れることで、より集中できる
宿泊施設が併設されている会場に移動することで、社内や近隣施設で行われる研修とは異なる「特別感」を演出できます。研修やセミナーの途中で通常業務の連絡が入ったり、終了後に仕事に戻ったりすることはないので、集中して取り組むことができるでしょう。
いつもと違う環境でリフレッシュ
研修やセミナーの効果を実感するためには、周囲の環境はとても重要です。研修に特化した専門施設の多くでは、参加者が研修に集中しやすいよう、さまざまな工夫を凝らしています。
たとえば、談話室やレストランを設けたり、気分転換ができるよう中庭やテラスがあったりする場合も。施設自体が自然の中などの落ち着いた環境にある場合は、非日常的な空間で、伸び伸びと研修を受けることができます。
横のつながりの強化
宿泊をともなう研修では、寝食をともにすることで参加者同士のつながりが強まります。あまり話す機会がなかった人とも、思い切ってコミュニケーションをとることができるチャンス。実際に話してみるとイメージが変わり、今後の仕事もしやすくなるかもしれません。
宿泊研修では、講師や運営者も同じ施設に宿泊することが多いので、研修やセミナー終了後にも交流できる機会があるでしょう。コミュニケーションを図る機会を増やすことは、今後企業で働く上で必ずプラスになるはずです。
こうした効果を狙って、レクリエーションや社員旅行と組み合わせた宿泊研修・セミナーを開催する企業も増えています。
プロにまかせるので手間いらず
研修に特化しているホテルや研修専門施設などを利用すれば、研修やセミナー期間中のプランニングといった準備の負担が軽減されます。研修内容はもちろんのこと、必要な設備や備品も揃っており、足りないものはレンタルで対応することも可能です。宿泊研修のプロにまかせておけば、担当者の負担も最低限に抑えることができるでしょう。
懇親会の開催がスムーズに
セミナールームや会議室などを併設している宿泊施設には、懇親会を催せる場所が用意されているところも多くなっています。こうした施設であれば、研修やセミナーの後に別の建物へ移動する必要がなく、スムーズに懇親会が始められ、参加者の負担を軽減できます。
一度で完結する
連続した内容の研修やセミナーを複数回に分けておこなうと、流れが途切れてしまいます。特に長期間に及ぶ場合は、前回の内容を忘れてしまったり、振り返りの時間が必要になったりすることがあるため、あまり効率的ではありません。
宿泊研修で集中して学ぶことで、このような無駄をなくすことが可能です。

宿泊研修・セミナーのデメリット

宿泊研修やセミナーには、多くのメリットがある反面、デメリットも存在しています。

拘束時間が長くなる
宿泊をともなうということは、それだけ研修による拘束が長時間に及ぶということです。会社から離れた非日常的な環境は、裏を返せば、施設に缶詰め状態ともいえます。
参加者がストレスを感じることがないよう、宿泊施設の環境には十分気を配るようにしましょう。
費用が高額
時間単位で会議室を借りるのと、宿泊施設まで含めて会場を押さえるのとでは、かかる費用が異なります。
交通のアクセスがよかったり、広い部屋や設備が整っているような研修施設は人気があり、費用が高額になる傾向があります。また、自然の中にある研修施設などの場合は、交通費の負担が大きくなりがちです。
参加者に「面倒」と思われる可能性がある
「ちょっと参加してその日に帰れるのならいいが、泊まってまで研修を受けるのは面倒」と感じる人は少なからずいるはずです。特にメイク用品などで荷物が多くなりがちな女性の場合は、宿泊準備自体が負担になることもあります。また、慣れない人との宿泊に抵抗を感じる人もいるかもしれません。
こうしたさまざまな理由で宿泊研修を「面倒だ」と思う人の存在も考慮し、参加者に「何だか楽しそう!」と思ってもらえるようなプログラムや施設を検討してみてはいかがでしょうか。
準備が大変
宿泊場所や懇親会の手配など、準備しなければならないことは、通常の研修よりも宿泊研修のほうが多くなります。
日帰りの場合、研修担当者の主な業務は会場の確保や必要な備品の準備などです。
しかし宿泊をともなう研修では、人数に合わせた施設の選定が必要となり、実際の環境を確認するための視察が必要な場合もあるでしょう。ほかにも泊まる部屋の割り振りを考えたり、懇親会のメニュー選定をしたりと、多くの事前準備が必要です。
通常業務に支障がでる可能性
研修期間中は通常業務ができません。日帰りの研修やセミナーの場合は、終了後に会社に戻って業務ができますが、宿泊研修ではそうはいきません。
研修やセミナーの間に、自分や部下・同僚などが困らないよう、参加者は事前に仕事の段取りをつけておく必要があります。
早めの予約が必要なことも
宿泊研修の場合は、早めの予約が必要です。たとえば新入社員研修は、どの企業でも同じ時期に開催されるため注意しましょう。
参加人数が多かったり、人気の宿泊研修施設を利用したい場合は、早めに予約をしなければ部屋が確保できない可能性があります。早めの準備を心がけましょう。

宿泊研修の参加対象者

宿泊研修では、新入社員研修の実施率が高い傾向にあります。実際の業務に入る前に互いの顔を覚えたり、コミュニケーションをとったりすることができるのでおすすめです。

新入社員研修以外でも、宿泊研修をおこなうことはあります。研修の種類は業務内容や役職によっても変わってきますが、たとえば新任管理職研修や経営幹部研修などでも、宿泊研修を取り入れる企業は多いようです。

会場を選ぶ際のポイント

宿泊をともなう研修の場合、会場選びについて押さえておきたいポイントがいくつかあります。参加者に快適な環境で研修を受けてもらうため、次の項目をチェックしておきましょう。

設備環境について
いくらきれいでアクセスがいい会場でも、研修に必要な設備が整っていないと意味がありません。
・椅子やテーブルの配置
・ホワイトボードやプロジェクター、マイク、音響機器などの備品
・Wi-Fiの環境
・空調設備
これらの設備については、研修会場によって設置条件がさまざまです。座席のレイアウトは自由に変更できるのか、備え付けの備品はあるか、またはレンタルは可能かどうかなど、事前にきちんと確認しておきましょう。
食事の手配について
宿泊研修では、参加者の食事についても準備が必要です。会場の近くに朝食や昼食をとれる場所があるかどうか、ない場合は弁当やケータリングの手配が必要なことも。会場によっては飲食物の持ち込みを禁止しているところもあるため、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
また、夕食についても同様に準備が必要です。宿泊研修の場合は、懇親会も兼ねて参加者全員で食事会をするケースも多くあります。店の手配や移動が面倒なら、レストラン併設の研修施設を選ぶと、手間が省けておすすめです。
宿泊の手配について
人事関係者が一番気をもむのは、宿泊先の選定についてではないでしょうか。新入社員研修などの場合は、専門の研修施設を利用すれば宿泊もセットとなっているので手間が省けることでしょう。
しかし、参加する人の役職によっては、宿泊先は研修施設とは別のホテルなどが必要になることもあります。できれば、宿泊と研修会場は一体となっているほうが有難いですが、このような場合におすすめなのがホテルでおこなう宿泊研修です。
ホテルの多目的ホールなどで研修をおこなった後、そのまま同ホテルで食事や宿泊までできるプランは、企業側・参加者の双方にとって効率がよいといえます。
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宿泊研修が向いているケースとは

宿泊研修は、日帰り研修に比べて費用がかかり準備も必要なため、メリット・デメリットを検討した上で取り入れる必要があります。

日帰りではなく宿泊の研修が適しているのは、研修やセミナーをすることで参加者同士のつながりを強めたい場合や、1日目と2日目で座学と実技の両方をおこないたい場合などが挙げられます。
特に、レクリエーションや表彰式などのイベントを兼ねていたり、遠方からの参加者が多く宿泊場所の確保が必要な場合は、積極的に宿泊研修を検討してみてください。

まとめ

宿泊施設を併設している貸し会議室の担当者は、懇親会や研修に関する豊富なノウハウをもっています。その担当者と相談しながら準備を進めることで、宿泊研修をスムーズに開催することが可能です。宿泊研修にはメリット・デメリットがありますが、煩雑な準備などは施設側のアドバイスを聞くことで、楽になることもあります。

まずは開催予定の研修やセミナーが宿泊と日帰り、どちらに向いているかを検討してみましょう。

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