リーダーシップ研修で何をする?研修の目的と効果的なプログラム

リーダーシップ研修で何をする?研修の目的と効果的なプログラム

リーダーシップ能力はもって生まれたものではなく、誰でも学びながら習得できることをご存知でしょうか。企業を取り巻く環境の変化は激しいものですが、それでも生き残って会社を繁栄させるためには、一人ひとりがリーダーシップを備えている必要があります。

現在はさまざまな企業向けの研修がありますが、今回はそのなかでもリーダーシップ能力を育てる研修について、目的や内容を見ていきましょう。

目次
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リーダーシップ研修の目的と対象者

リーダーシップ研修はなぜ必要なのでしょうか。実践を踏まえながら徐々にスキルを身につければいいのでは?と思う方もいるようですが、実際に多くの企業でリーダーシップ研修がおこなわれています

研修の目的やリーダーに求められる能力とは何か、また、研修に参加する対象者とはどのような人を指すのでしょうか。

研修の目的
【リーダーシップについて知る】
「そもそもリーダーシップって何?」と考えてしまう人も少なくないようです。一般的には「先頭に立って皆を引っ張ること」という認識がありますが、実はそれだけではありません。ひとことでリーダーシップといっても、その種類はとても多く、論者の数だけ種類があるとも言われているほどです。
例を挙げると、カリスマ型や変革型と呼ばれるリーダーシップや脇役に回ってフォローをするサーバント型、感情に働きかけることで結束力を高めるEQ型リーダーシップなどがあります。ほかにも多種多様なリーダーシップが存在するため、これまでイメージしてきたものとは違う印象を受ける人も多いでしょう。
日頃リーダーシップの種類について考えたことがなかった人も、研修に参加して学ぶことで理想のリーダー像を見出すことが可能です。
【リーダー職の役割を理解する】
リーダーシップの基本を理解したところで、次はリーダーとしての役割について認識しましょう。さまざまな種類のリーダーシップのなかから、自社に必要なリーダーシップはどのタイプなのかを把握することで、社内における自分のポジションについても再認識できるようになります。リーダーとしてチームの仕事をどのように管理するか、管理の基本であるPDCAについても学べるはずです。
【求められる能力について知る】
研修では、リーダーに求められる能力とはどのようなものか、さまざまな観点から学ぶことができます。現状を把握し、さまざまな問題について的確な行動をする判断力や、課題認識から解決までのビジョンを明確にする課題認識能力などがそれです。ほかにもリスク認知能力や目標管理能力、組織運営能力など、リーダーとして備えておきたい能力も研修に参加することで幅広く習得できるでしょう。
【研修の対象者】
リーダーシップ研修は多くの企業でおこなわれていますが、主な参加対象者となるのは以下のとおりです。
・中堅社員
まだ役職には就いていないものの、若手社員とは違って社内をひと通り理解しており、ある程度の業務を一人でこなせるのが中堅社員です。そんな中堅社員には、現場で感じたことや問題の改善点など、自発的に上司に相談・提案できる能力が求められます。
次世代リーダーの育成準備として、中堅社員の時期からリーダーシップ開発をおこなう企業は増えているようです。
・管理職
上司と部下のパイプ役をしながら、自身の業務もバリバリとこなさなければならない管理職は、一番業務を理解していなければなりません。しかし、管理職だからといってリーダーシップに長けているとは限らず、「役職や肩書きだけのリーダー」になってしまっているケースも少なくないのです。
ただ指示された仕事だけをこなす若手時代とは違い、戦略を立てたうえで最善の判断・行動をしなければならない管理職は、求められる能力も多岐にわたります。
・幹部候補
やがては企業の経営に関わるポジションに就く人材で、大きな期待が寄せられるのが幹部候補です。一般社員とは違った観点からさまざまなことを予測して、判断・決断する実行力が求められます。

リーダーシップ研修の方法

実際にリーダーシップ研修をおこなうにあたり、おおまかな流れとポイントを見ていきましょう。

研修の目的及び対象者の決定
次世代リーダーの育成を目指すのか、または中堅社員や管理職のスキルアップなのか、目的に合わせて研修の内容を決定します。メニューは企業によってさまざまですが、変革型リーダー研修や次世代リーダー研修のほか、チームマネジメント力や現場マネジメント力の強化、コミュニケーション能力のUPを目的とする研修が一般的です。
また、近年は女性の管理職も増えてきているため、女性に特化したリーダー研修を実施している企業もあります。
研修のスタイルを決める
研修は、自社の会議室などに講師を呼ぶか、専門の研修会社に外部委託しておこなうことがほとんどです。先述のとおり、研修を実施する会社は多くのプランを準備しているので、そのなかから自社が必要とするリーダーシップに最適なメニューを選ぶとよいでしょう。

リーダーシップ研修をおこなう代表的な研修会社

インターネットで検索するとさまざまな研修実施会社が出てきますが、ここでは、そのなかから代表的な研修会社を紹介していきます。

株式会社インソース
株式会社インソースは公開講座や講師派遣型研修のほか、ITサービスやeラーニング、人材派遣・人材紹介など、人事にまつわるコンサルティング業務全般をおこなう企業です。東京・大阪・名古屋の大都市をはじめ、北海道から九州まで全国26か所に拠点があります。
研修メニューは数百にも及ぶ豊富さで、内容の理解度や講師に対する満足度も高く、研修の実績と評判はよいようです。メニューのなかには、一日あたり26,000円程度のリーズナブルなリーダー研修もあります。
ビジネスコーチ株式会社
東京都に拠点を置くビジネスコーチ株式会社は、コーチングサービスや人事制度サービス、AIを使ったクラウド型のフォローアップサービスなどを手掛けています。リーダーシップ・マネジメント研修は、第一生命保険株式会社や福岡ソフトバンクホークス株式会社、エキサイト株式会社といった名だたる企業も導入しており、高評価を獲得しているようです。
HABS(ヒューマンアカデミービジネススクール)
HABSは、専門学校で有名なヒューマンアカデミー株式会社が運営する、大手教育サービス会社です。学生・社会人教育のほかビジネス向けの研修プログラムにも注力していて、企業内研修や社員研修など、さまざまなニーズに対応できるメニュー展開となっています。
日本での海外MBAプログラム運営の実績を活かし、多彩な人材育成サービスを提供。東京本社を含め、全国8カ所を拠点として事業展開しています。
SBIビジネスサポート株式会社
SBIビジネスサポート株式会社はSBIグループの100%子会社であり、コールセンターや人材採用、業務コンサルティングなどのサービスを総合的に手掛けています。
リーダーシップ研修では、管理者層・主任者層・新人や若手層など、階層別にアプローチできる充実のラインナップを用意。社員一人ひとりがもつ考えや価値観を尊重しながら、企業文化の定着を図り、より一層組織に貢献できる人材育成を目的とした研修内容となっています。
リクルートマネジメントスクール
リクルートマネジメントソリューションズが運営するリクルートマネジメントスクールは、大阪や東京など全国9カ所に拠点を置く人材マネジメント会社です。「アセスメント」「トレーニング」「コンサルティング」「HRアナリティクス」の4つの手法を統合的に用い、企業戦略に必要な人材を育成するプログラムを準備しています。
リーダーシップ研修では、リーダーシップとは何か、その役割と根源に焦点をあてた研修内容が中心です。刻々と変化するビジネスの環境下で、ビジネスリーダーとして、継続的に成果を上げ続けるスキルを提供しています。
SMBCコンサルティング株式会社
東京と大阪を拠点とするSMBCコンサルティング株式会社は、企業に対するコンサルティング事業やビジネスセミナーや社内研修など、人材育成を専門としている会社です。リーダーシップ研修ではリーダーシップと人材マネジメントのほか、リーダーシップ力の養成、部下への仕事の任せ方などを学ぶことができます。
SMBCコンサルティング株式会社の大きな特徴は、「定額制クラブ」を導入していることです。参加人数に応じた月会費を払うことで、年中何度でも、さまざまなセミナーを受講できると人気のようです。
費用の相場は?
費用については一概に言えませんが、およその価格帯としては数十人規模の研修で1日10万円~20万円程度といったところでしょう。公開講座の場合はもっとリーズナブルな価格設定となり、1日数千円~数万円程度、さらには無料講座を開講していることもあります。
HP上では金額が開示されていないことも多く、申し込みコース次第で料金も変わってくるため、金額の詳細については問い合わせるようにしてください。

リーダーシップ研修を成功させるポイント

せっかく研修に参加しても、実務に活かせなければ意味がありません。リーダーシップ研修を生産性のあるものにするためには、押さえるべきいくつかのポイントがあります。

リーダーシップ開発は早めが鍵?参加対象者について
研修に参加するのは、ある程度業務を知る中堅社員や管理職クラスと説明しましたが、近年はもっと早い段階からリーダーシップ研修を受けさせる企業も増えています。今の時代、企業を取り巻く環境の変化は目まぐるしいものがあります。そんななか、業績を伸ばし続けるためには、個々の社員がリーダーシップを発揮できるような取り組みが必要とされているのです。
会社を引っ張る存在の管理職が、そのポストに就いてから初めてリーダーシップ研修を受けるのでは、少し遅いかもしれません。役職に就くと同時に十分なリーダーシップを発揮するには、若いときから研修を受けておくことが望ましいでしょう。
既存のリーダー育成について
すでにリーダーとして活躍している人については、特に研修を受ける機会が設けられていないことも多いようです。しかし、刻々と変化する企業環境に対応しなければならない管理職こそ、定期的にリーダーシップ研修を受ける必要があるといえます。
経営陣と現場のパイプ役という大役を担っているのに、上司からの指示に対して「どうリーダーシップを発揮すればよいのかわからない」などという事態にならないよう、既存のリーダー育成にも力を入れるべきではないでしょうか。
研修を受けたあとが大切
リーダーシップ研修を受けると、これまで漠然としていたリーダーの役割や、正しいリーダー像についての知識が深まります。しかし、知識だけあっても能力を発揮できるわけではなく、やはり実践してその結果を確かめるしかありません。
研修を受けただけで満足してしまう人もいますが、ちゃんと現場で実践してみて、評価→改善というようにPDCAサイクルを回すのが効果的です。

まとめ

研修は一度おこなって終了ではなく、できれば継続性をもっておこなうのが理想的です。しかし、スケジュールやコスト面などの問題から、長いスパンで計画するのは現実的に難しいかもしれません。そのため参加に対しては、研修をひとつも無駄にせず、内容をきちんと知識として定着させたいところです。

研修といっても、社内・社外と開催場所はさまざま。社内でおこなう研修は、職場の環境によっては集中できないこともあるため、社外研修にして少し空気を変えてもよいかもしれません。

チームをけん引していくリーダーが、リーダーシップを大いに発揮できるようにするにはどうすればよいのか。まずは今必要としているリーダーシップが何かを見極め、自社にとって役に立つ研修プランを立てることが大切といえるでしょう。

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