企業に就職すると、さまざまな研修を受ける機会があります。新入社員研修やスキルアップ研修、チームビルディング研修などいろいろありますが、今回紹介するのは、企業の研修や就活の際にもよく用いられる「グループディスカッション」についてです。
ここではディスカッションとはどのようなものか、社内研修におすすめのテーマについても実例を交えながらご紹介します。
企業に就職すると、さまざまな研修を受ける機会があります。新入社員研修やスキルアップ研修、チームビルディング研修などいろいろありますが、今回紹介するのは、企業の研修や就活の際にもよく用いられる「グループディスカッション」についてです。
ここではディスカッションとはどのようなものか、社内研修におすすめのテーマについても実例を交えながらご紹介します。
ディスカッションにはいくつかのタイプがあり、大きく分けると次のようになります。
グループディスカッションには、協調性やコミュニケーション力、リーダーシップ力、傾聴力、発言力などに加え、創造性や論理性など、さまざまな評価項目が存在するため、適材適所の目安にすることも可能です。
社内研修のテーマは、知りたい考え方や能力によって選定するとよいでしょう。主な選定例を挙げると、次のようになります。
・物事の価値観や協調性、思考の柔軟性なら「選択型」
・創造性や積極性、状況把握能力なら「自由討論型」「課題解決型」
・論理性や協調性なら「ディベート型」
・独創性や論理性に焦点をおくなら「フェルミ推定型」
グループディスカッションでは、討論中の言動で、ひとりひとりの持ち味について把握することが期待できます。実際に、どのようなテーマが使われているのかパターン別に見てみましょう。
ディスカッションだけではなく、さまざまな研修やワークショップなどで必要となるのが、「ファシリテーター」と呼ばれる進行役です。時間配分を決めて物事を進行するタイムキーパー役のほか、ディスカッションが円滑におこなわれるよう、参加者の発言をサポートするなどの役割を担っています。
ディスカッションを円滑にするためには、いくつかのポイントがあります。ファシリテーターは次のことに気を配りながら、場を進行するようにしましょう。
グループディスカッションは、テーマによってチェックすべきポイントがさまざまです。テーマに迷ったら、その研修で参加者の何を知りたいかについて考えるとよいでしょう。
仕事に対する価値観、目的達成のための解決能力やマーケティングセンスの有無、物事を論理的に説明できる力があるかどうかなど。これから仕事を任せるうえでどのポジションが一番能力を発揮できるのか、ディスカッションでの結果を活かして今後の人事に役立ててください。